長年の懸案(?)である「銀河ヒッチハイクガイド」の前にこっちを読んでみた。
SF育ちのわたしとしては忸怩たる思いで言うのだが……SFって今となっては
あんまり面白くないのよね。特に海外SFは。
SFって設定命なジャンルだし、しかも理系の話だから情報量が多くて、っていう点かも。
でもこの話はキャラクターとして血肉が通った人々が出てくるし、
物語の舞台もスリランカ(をモデルにした歴史のある土地)だから、
わたしからするとウェットさがあるんだよね。読みやすさがある。
最初の宇宙エレベーターの話。それを実現する技術者の話。
でもテスト段階で事故が起こって……ってところが一応クライマックスなんだけど、
そこを書くのが目的というよりは、その他の、難行を実現するチャレンジ精神とか、
その場所にあった宗教都市の描写とか、過去の王様の心情とか、
いろいろな要素を書いてあるのが魅力だと思ったな。
スリランカにも行ってみたくなった。行かんけど。(行けんけど)
だからゴリゴリのサイエンスフィクションというよりは、もっと人間部分の割合が
多い、そういう話が好きな人向け。
「銀河ヒッチハイクガイド」が面白ければもう何冊かは読みたい気がする。
……と、ここまで書いて来て、「銀河ヒッチハイクガイド」がダグラス・アダムスだと
AIに指摘されてひっくり返った。なんで混同したんだろう。
「2001年宇宙の旅」が「銀河ヒッチハイクガイド」と同じくらい有名だから?
やっぱり「2001年宇宙の旅」を読むべきだろうか……。でもごりごりのSFっぽくて
腰が引けるんだよなあ……。
あ、ちなみに話の終わり方は印象が薄かった。読み返しても全然覚えてない。
読んでなかったかと思うほど。でも話全体は読んで損することはありませんのでご安心を。

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